黄体ホルモンと妊娠
黄体ホルモンと妊娠
月経黄体と妊娠黄体ホルモン
排卵後に形成された黄体は、14±2日で寿命がつきる。
この場合の黄体を月経黄体または偽黄体と呼ばれとる。
黄体の寿命はかなり正確で14±2日である。
すなわち上記したようにどなたはんでも、妊娠が成立せな排卵後約14日間で黄体は萎縮する。
すなわち排卵から生理までは個人差が無く14日でほぼ一定である(正常の場合)。
この場合の黄体を月経黄体または偽黄体と呼ばれとる。
トコロが妊娠が成立すると、黄体は退行することなく、まんねんまんねん増大し、卵巣全体の1/3も占めるようになり、ホルモン的に妊娠の維持継続に役立つ。
妊娠11~12週の頃にその機能はピークに達し、以後次第にその機能は退行し妊娠末期に達する。
これを妊娠黄体せやなかったら真黄体と呼ぶ。
妊娠黄体はより大きくなり、機能がより一層長く続くほかは、月経黄体と変わりはない。
妊娠と排卵
黄体ホルモンと排卵日
卵胞成熟と排卵
原始卵胞
①は卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用を受けて、
②のように発育を続け、ついには③の成熟卵胞となる。
卵胞の発育によって卵胞ホルモン(エストロゲン)が一定閾値以上に達すると、下垂体から一時的に大量の黄体化ホルモン(LH)の放出(LHサージ)が起こる。
このLHサージから2日以内に卵胞の破裂すなわち排卵④が起こる。
排卵と黄体形成
卵胞の破裂口はあたかも噴火口状を呈し、④のように組織の欠損状態にあるが、その欠損部は凝血で満たされとることが多い。
排卵後まもなく、⑤のように卵胞の壁と卵胞膜は壊れて折りたたまれる。
卵胞の破裂時にはその内部は肥厚増殖した顆粒膜細胞で満たされとるが、この顆粒膜細胞の黄体化は黄体化ホルモン(LH)の影響のもとに排卵後直ちに開始される。ほんで、排卵後24~96時間以内に黄体⑥が完成する。すなわち、黄体細胞は新たに生じるのではなく、卵胞の顆粒膜細胞の転化にほかならへん。黄体細胞は黄色の色素を持った細胞であり、そのために黄体はその名のように肉眼的に黄色を呈しとる。
黄体の寿命と白体
妊娠が成立せん場合には、黄体は14±2日で寿命がつきる。
黄体細胞は退行し、吸収され、肉眼的に銀白色を呈するようになる。
この状態が⑦であり、白体と呼ばれるようになる。
白体がさらに退行し変性すると小さな瘢痕になる。
詳細に関しては「月経の仕組みと女性ホルモン」、特に「卵巣周期」を参照してくれへんかの。